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四正推手は掤・捋・擠・按を基本手法とする

 

ここで四正推手のやり方を説明します。基本技法は化と打です。打手歌に"掤捋擠按須認真、引進落空任人侵、周身相随敵難近、四両化動ハ千斤"と書いています。もし、推手の時、陰陽の変化がなかったら、最初の搭手(推手の双方が同じ手を一本出して、相手の手首と接触して、両方とも掤それから推手が始まる)ですぐに抵抗してしまいます。結局、"手快勝手慢、力大勝力小"の結果になり、太極拳の"引進落空、以小制大、以柔克剛"などの特徴は全然なくなってしまいます。もし、太極拳の陰陽変化の技法を利用して、相手が掤して来たら、抵抗しないで、捋を使って、相手の掤勁を化して、相手を打ったらよりいいではないですか。逆に、相手は捋されたら、すなわち掤を擠にして、捋を化します。今度はこちらは擠をされると、前の捋を按にして、相手を化打します。こういうふうに、二人が掤・捋・擠・按で円を描いている聞に、自分に有利なチャンスを見つけて、小さい力で楽に相手に勝ちます。

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